ピアノレッスン室

マンションの防音工事費用は100万円?200万円?

気兼ねなくピアノを弾きたいという要望から、防音工事を行うことの多いピアノレッスン室。どのような点に注意したら良いでしょうか?

ピアノの場合、鍵盤をたたいた時に弦が振動し響板から出て行く空気伝搬音と、キャスターから床に伝わっていく固体伝搬音があるため両方の対策が必要になります。
遮音性の高い壁やドアだけあっても防音対策としては万全ではありません。

特にマンションは、壁の内部がコンクリートのためピアノの音が響きやすい構造になっています。
階上や階下、または隣室に音が響かないよいようにするには、サッシや扉などを二重にする、浮き床にするなどの対策が考えられます。

ピアノ室の防音はDr-60~Dr-65の遮音性能を目標値として設定されますが、隣室の状況も考えると同じ遮音性能を持つ防音室でもその効果が変わってきます。
寝室やリビングの近くよりもできるだけ離れた場所を防音室に選ぶのが良いでしょう。
また、ピアノの置き場所を音の伝わりやすい窓や換気口などから遠ざけるなどのちょっとした工夫も必要です。このように間取りや配置にも気を配って検討することが重要です。

吸音バランスが成功のカギ

防音というと音が外に漏れないことと考えてほぼ良いのですが、ピアノ室のように中で楽器を演奏するような場合は、音を跳ね返すだけの遮音だけでは音のエネルギーは小さくならないため十分とは言えません。
つまり、ピアノの音が中で響きすぎてきれいに聞こえないのです。

そこで必要となるのが「吸音」
吸音とは、音を吸収することですが、ピアノ防音室においては、これが音をコントロールする役目をするので大変重要になってきます。ピアノの吸音は周波数帯域によっても影響されますが、最適な吸音率は0.23~0.34が良いとされていて防音工事の目安となっています。

全く響かない部屋では音がこもってしまいますし、響きすぎると美しい音色が台無しになってしまいます。ピアノの音質に合わせて、いかに吸音がバランス良くできるかが成功のカギです。

気になる防音工事の費用は?

ピアノ室の防音工事費用は、6畳位ですと180~250万前後、8畳の場合は300万前後となります。
組立て式の防音ユニットボックスの場合は200万円以下が一般的な費用相場です。

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